「エボ53」: 進化する微生物接種剤
持続可能な増産をサポートする窒素固定と植物生長の底上げが、この次世代の混合接種。
このページでは:
ICLグローイング・ソリューションズでは、生産性だけでなく、自然が持つ生物学的システムを活かす新しい方法を通じて農業の進化を牽引する、革新的なソリューションの発展を私たちは信じています。そのため、従来の有機化合物のバイオスティミュラントを超え、微生物学的イノベーションの分野へと領域を拡大しました。
その最新製品が、科学的根拠に基づく微生物ソリューションによってパフォーマンスを高める、新世代の大豆混合接種技術であるBIOZ ActiBio X EVO53(ビオズ・アクティバイオエックス・エボ53)です。
新しいアプローチ:大豆の混合接種技術
エボ53は、新しい菌株Azospirillum brasilense HM053を含有した微生物混合接種剤です。この製品は、ANPII Bio(ブラジル全国生物資材産業振興・革新協会)と共同開発されました。EVO53は、高い生物的窒素固定能力と植物ホルモン、アミノ酸、植物色素など、植物の生長を促進する物質産生という2つの主要な能力を兼ね備えています。
これにより、根の発達を強化し、養分吸収を促進、さらに初期生育から植物の活力を高めることが可能になります。
圃場で実証された成果
ブラジルで行われた圃場試験では、エボ53が従来株を上回る成果を示しました。平均的な大豆試験では以下の結果が得られています:
- 根粒数が 17%増加
- 植物体内の窒素蓄積量が 11%増加
- 収量が 1ヘクタールあたり3俵以上増加
これらの結果は、エボ53が大豆の生産性向上と効率的な窒素管理の両立に貢献できることを示しています。
菌株の安定性と環境適応性
Azospirillum brasilense HM053株は、「適応進化法」を用いて開発されました。この手法では、特定の条件や環境ストレスに曝露させることで、厳しい環境下でも安定して機能する菌株を選抜します。そのため、エボ53は、気象条件や土壌環境が変動しても安定した効果を発揮するのです。
エボ53は、高い窒素固定能と優れた適応性を兼ね備え、持続的で安定した生産を支える製品です。
有機化合物から微生物イノベーションへ
海藻エキス、アミノ酸、腐植物質といった有機化合物のバイオスティミュラントは、長年にわたり健全な作物生産を支えてきました。ICLの Nova NPKelp(国内未発売)、Nova Humic(国内未発売)、 BIOZ シリーズにもそれらが活用されています。一方、エボ53は、これらとは異なり、植物と土壌の相関関係に直接作用する生きた微生物を導入しています。
微生物学による持続可能な生産性の向上
農業がさらなる効率化と環境に配慮した形へと進化する中、エボ53のような微生物技術は、少ない労力でより多くの成果を達成するための鍵となります。
生物学的窒素固定の強化と植物生長の促進を通じて、エボ53は持続可能で科学的根拠に基づく生産性向上を実現します。
それは、自然と調和しながら、力強い作物の生長・収益性の高い農業・持続可能な生産を実現する革新的ソリューションの開発といったICLが掲げる理念を体現する製品です。





